頚椎捻挫・外傷性頚部症候群について
交通事故や転倒などのあとに、首の痛み、首から肩にかけての張り、頭痛、めまい、手のしびれなどが続くことがあり、こうした状態は頚椎捻挫や外傷性頚部症候群として扱われます。骨折や脱臼がなくても、筋肉や靱帯などの軟部組織に負担がかかって症状が出ることがあります。日本整形外科学会では、骨折や脱臼がないのに長期間カラーをつけ続けることが、かえって痛みやこりの長期化につながることがあるとしています。
電話での初診の予約は承っておりませんので直接ご来院ください。
首の症状
NECK SYMPTOMS

首(頚椎)は、頭を支えながら前後・左右に動かす働きをもち、さらに脊髄や神経を守る大切な役割があります。頚椎は7つの骨で構成され、本来はゆるやかに前方へカーブしています。その周囲には椎間板、関節、筋肉、靱帯、神経などが集まっているため、首に負担がかかると、首の痛みだけでなく、首こり、首から肩にかけての張り、後頭部の頭痛、腕や手のしびれ、力の入りにくさなど、さまざまな症状があらわれます。日本整形外科学会でも、頚椎の障害では首から肩の間の症状だけでなく、四肢に関わる症状が出ることがあると説明されています。
首まわりの不調は、長時間のデスクワークやスマートフォン使用、姿勢のくせ、加齢による変化、外傷などをきっかけに起こります。一見すると単なるこりや疲れのように感じても、神経や脊髄の圧迫が背景にあることもあります。特に、しびれが続く、手先が使いにくい、ボタンがかけにくい、字が書きにくい、歩きにくいといった症状がある場合には、詳しい評価が必要です。当院では、症状の出方、首の動き、神経の状態を丁寧に確認し、必要に応じてレントゲン、MRI、CTなどの検査を行いながら、状態に合わせた治療をご提案します。
交通事故や転倒などのあとに、首の痛み、首から肩にかけての張り、頭痛、めまい、手のしびれなどが続くことがあり、こうした状態は頚椎捻挫や外傷性頚部症候群として扱われます。骨折や脱臼がなくても、筋肉や靱帯などの軟部組織に負担がかかって症状が出ることがあります。日本整形外科学会では、骨折や脱臼がないのに長期間カラーをつけ続けることが、かえって痛みやこりの長期化につながることがあるとしています。
頚椎症は、加齢に伴って椎間板や関節、骨のまわりに変化が生じる状態です。初期には、首の痛み、首こり、首から肩甲骨付近の張り、動かしにくさなどが目立ちます。首を動かしたときに痛みが強くなりやすい一方、この段階では手のしびれを伴わないこともあります。年齢とともに誰にでも起こりうる変化ですが、症状が強い場合には治療が必要です。
頚椎椎間板ヘルニアは、首の骨の間にある椎間板の一部が飛び出し、神経や脊髄を圧迫して症状を起こす状態です。首の痛みだけでなく、肩から腕にかけての痛み、手や指のしびれ、力の入りにくさなどがみられます。レントゲンだけでははっきりしないこともあるため、診察で神経の状態を確認したうえで、必要に応じてMRIなどを行って診断します。
頚椎症性神経根症は、加齢による頚椎の変化によって、首から腕へ向かう神経根が圧迫・刺激されて起こる状態です。中年から高齢の方に多く、首から肩、腕、手にかけての痛みやしびれがみられます。上を向く、うがいをするなど、首を後ろへそらす動作で症状が強くなることも特徴です。多くは保存療法で改善が期待できますが、筋力低下が強い場合や痛みが強く日常生活に支障が大きい場合には、手術が検討されることもあります。
頚椎症性脊髄症は、頚椎の変化によって脊髄が圧迫され、手足のしびれや動かしにくさが出る病気です。ボタンのはめ外し、お箸の使用、字を書くことなどが不器用になったり、歩行で脚がもつれる、階段で手すりが必要になるといった症状がみられます。単なる首こりや肩の張りだけではなく、手先の不器用さや歩きにくさがある場合には、この病気も考える必要があります。
後縦靱帯骨化症は、脊髄の前を通る靱帯が骨のように硬くなり、脊髄や神経を圧迫する病気です。頚椎に多く、首の痛みや首まわりの張りに加えて、手足のしびれ、手先の使いにくさ、歩きにくさなどがみられることがあります。診断にはレントゲンが役立ちますが、骨化の範囲や大きさはCT、脊髄の圧迫の程度はMRIで詳しく確認します。
朝起きたときに首の後ろや首から肩にかけて急な痛みが出る、いわゆる寝違えもよくみられる首のトラブルです。首を動かすと痛みが強くなり、向きを変えにくくなることがあります。また、はっきりした外傷がなくても、姿勢のくせや筋肉の緊張によって、首こりや首から肩にかけての張りが続くこともあります。首のカーブがまっすぐに見える、いわゆるストレートネックと表現されることもありますが、画像だけで症状の原因を決めつけず、診察で全体をみることが大切です。
首の症状は、首こりや首から肩にかけての張りのような比較的身近なものから、神経や脊髄の圧迫を伴う病気まで幅広くみられます。首の痛みだけでなく、頭痛、腕や手のしびれ、力の入りにくさ、手先の不器用さ、歩きにくさなどがある場合には、詳しい確認が必要なことがあります。当院では、首まわりの症状を丁寧に評価し、必要に応じた検査と、お一人おひとりの状態に合わせた治療をご提案します。気になる症状がある方は、お気軽にご相談ください。